工事の着工に先だって、地鎮祭を行いました。
朝からあいにくの雨で、ときおり強く降って、風も吹くというあいにくの天気でしたが、こういうときは「雨降って地固まる」と前向きに考えるのはお約束。
地鎮祭は地元の神社(氏神様)にお願いするのがよいのでしょうが、神社に問い合わせてみると竹や盛り砂や雨除けのパラソルなどの手配を自分でしなければならず、少々面倒です。
ところが、杉並にある猿田彦神社にお願いすると、全ての準備を手配してくださるということを聞き、そちらにお願いすることにしました。
昨日のうちに建設業者さんが敷地内の建物の外形に沿って地縄張りをすませてくれていたのですが、今日、予定の時刻に現地に着くと、地縄張りの中に祭壇、しめ縄、四方に竹、そして雨よけのパラソルが準備してありました。
神官さんがワンボックスカーに地鎮祭セットを積み込んで運んで来て、自分で設営したそうです。
なんでも、今日は土曜日の大安で、地鎮祭が集中していて、私たちで4軒目だとのこと。大安とかの六曜は神道の儀式には関係ないはずなんですが、やはり縁起をかつぐんですね。
地鎮祭には、施工業者の工藤建設から営業のTさん、この現場を監督してくださるNさん、そして建築士のY先生もご参加くださいました。雨の中、ありがたいことです。
地鎮祭の段取りなどはその場で神官さんが説明してくださるので、初穂料(明朗会計38,000円)だけ持って手ぶらで現場へ行くだけです。
施主が手を動かすメインのイベントは、鍬入れ。地面に見立てた盛り砂に、まず建築士のYさんが鎌を入れ、施主の私が鍬を入れ、最後に建築の監督をするNさんが鋤で砂をならします。
三者が共同で作業することの確認と、工事の安全を願う儀式なんだ、ということを実感します。
儀式は30分程度で終わり、神前に捧げた御神酒をかわらけでいただいて、なおらいも終了。お供えしていた野菜や果物などの供物はお下がりとしていただきました。
地鎮祭のあと、工藤建設のお二人と、建築士さんといっしょに、隣近所のお宅に着工のご挨拶に回りました。お近づきのしるしに、ちょっとしたお菓子をお持ちしました。
これから工事でご迷惑をおかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします。