工事の着工に先だって、地鎮祭を行いました。
朝からあいにくの雨で、ときおり強く降って、風も吹くというあいにくの天気でしたが、こういうときは「雨降って地固まる」と前向きに考えるのはお約束。
地鎮祭は地元の神社(氏神様)にお願いするのがよいのでしょうが、神社に問い合わせてみると竹や盛り砂や雨除けのパラソルなどの手配を自分でしなければならず、少々面倒です。
ところが、杉並にある猿田彦神社にお願いすると、全ての準備を手配してくださるということを聞き、そちらにお願いすることにしました。
昨日のうちに建設業者さんが敷地内の建物の外形に沿って地縄張りをすませてくれていたのですが、今日、予定の時刻に現地に着くと、地縄張りの中に祭壇、しめ縄、四方に竹、そして雨よけのパラソルが準備してありました。
神官さんがワンボックスカーに地鎮祭セットを積み込んで運んで来て、自分で設営したそうです。
なんでも、今日は土曜日の大安で、地鎮祭が集中していて、私たちで4軒目だとのこと。大安とかの六曜は神道の儀式には関係ないはずなんですが、やはり縁起をかつぐんですね。
国土交通省土地鑑定委員会事務局(土地・水資源局地価調査課地価公示室)というところから「アンケート調査ご協力のお願い」と印刷された茶封筒が郵送されてきました。
不動産を登記すると自動的に送られてくるものらしく、購入した土地の契約日、取引価格、実測面積などを記入して送り返してくれ、とあります。
集めた情報は、回答者や物件の詳細な場所などが分からないようにして「ホームページ」で公表しているとのこと。その「ホームページ」が土地総合情報システム。
これ、なかなか使えます。これから不動産を買おうと思っている人、必見。
敷地の売買契約の決済、つまり、売り主さんへの支払いが完了しました。
つなぎ融資の窓口になっている地元のみずほ銀行支店に、売り主、売り主側の抵当権を持っている信用金庫、仲介をお願いした不動産屋さん、司法書士さん、買い主の私が集合して一気に手続きです。
土地の売り主さんから不動産屋さん経由で、土地の分筆ができたというお知らせと、地積測量図が送られてきました。
もともとひとつだった土地を南北に割ったのですが、契約時点では土地を分割する登記(分筆)が済んでいなかったので、契約上は「北側境界から平行に南側にXXX㎡確保する」とだけして、決済までに売り主さんが分筆を行うことになっていたのです。
今までは契約書上の面積から逆算して割り出した土地の寸法を元に図面を引いていたのですが、これでようやく地積測量図上の正式な寸法をもとに設計ができます。とはいえ、逆算で割り出した寸法と登記上の寸法は数ミリの違いしかありませんでしたけど。
敷地調査に立ち会いました。
土地の下の地盤調査、敷地境界点の測量、隣地建物の窓の位置などの確認、それから太陽を観察して真北の方向を割り出す調査です。
地盤は地下室を含む建物を沈まずに支えることができるかどうかをチェックするのと、地下水の様子を調べるのが主な目的です。地盤が弱ければ強化する工事が必要、地下水が多いようだと地下室を作ること自体をあきらめなければならないこともあるそうです。
真北(「まきた」じゃなく「しんぼく」と読むと建築っぽい)の方向は北側斜線制限の算出に必要です。
本格的に土地探しを始めて数ヶ月経ちましたが、想定した予算内で思ったような家をどうにか建てられそうな敷地に出くわしました。
あたりまえのことですが、土地はすべて一品物。場所、環境、広さ、価格が千差万別です。漫然と眺めていてもなかなか候補が絞り込めません。家づくりのプロジェクトを前に進めるためには、自分で制約条件を決めてふるいにかけていくのが良いと思います。また、あらかじめ制約条件を決めておけば、土地の上に建てる建物のプランを並行して先に進めることができます。
戦略とは、制約条件を決めることなり。