敷地調査に立ち会いました。
土地の下の地盤調査、敷地境界点の測量、隣地建物の窓の位置などの確認、それから太陽を観察して真北の方向を割り出す調査です。
地盤は地下室を含む建物を沈まずに支えることができるかどうかをチェックするのと、地下水の様子を調べるのが主な目的です。地盤が弱ければ強化する工事が必要、地下水が多いようだと地下室を作ること自体をあきらめなければならないこともあるそうです。
真北(「まきた」じゃなく「しんぼく」と読むと建築っぽい)の方向は北側斜線制限の算出に必要です。
地盤評価は「スウェーデン式サウンディング試験」という方式。
右の写真のような、先端がねじ状になっている鉄のロッドを、一定の圧力で地面の中に押し込んで行って、ロッドが沈んでいる深さと、その深さのときにロッドを押し込むのにかかる力を測定して記録していく方法。地盤が柔らかい部分は抵抗なく押し込まれ、地盤が固い部分は大きな重さをかけないと沈まない、あるいは、ロッドの先のねじ部分を回さないと押し込めなくなります。
建物を建てる場所の四隅近くと中心近くの5点を、最大深さ10メートルぐらいまで測定するそうです。
測定する機械はこんな感じ。自動貫入試験機。
日東精工のジオカルテⅡという名前です。
左側にぶら下がっているオモリで一定の圧力をかけながら、ロッドを押し込んだ長さ=深さと、その深さでの押し込む力やロッドをねじ込んだ回転数を自動記録していく仕組みになっています。
まだ建築請負の契約をしていないので、土地調査一式の費用10万円は自腹です。施工業者さん経由で支払いました。
おまけ:水道管のメーターボックスを開けてみたら、中に大きなヒキガエルが冬眠してました。ぬしかしらん。