LAN工事は、CD管の配管と、その中の呼び線まで引いておいてもらって、実際の配線は自分でやりました。ちょっとした節約。
屋根裏の点検口近くに、テレビのアンテナ線、電話線、LANなど、各部屋からのCD管の出口を集めてもらいました。そこの梁に小さな板をとりつけて、分電スペースにしてあります。
LANケーブルの分電スペース側はプラグをつけて、そのままハブに差し込みます。
一方、各部屋側は壁のコンセントにつけたモジュラージャックにつなぎます。
使うケーブルはCat5eでもいいんでしょうが、ここは気休めにCat6で。15年ぐらい前にマンション買ったときは、各部屋の間に4芯の電話線を通して、Farallon PhoneNet (もどき) で繋いでいたっけ。
プラグの圧着は専用工具が必要で面倒くさいので、両端にプラグがついた出来合いのLANケーブルを買ってきて、途中で切って、切った側に呼び線をくくって、各部屋のコンセントまで通します。本当は耐久性と信頼性が抜群に高い Panduit のプラグ、といいたいところですが、Panduit のプラグが着いた高級LANケーブルは、おなじみ愛三電機でもけっこういい値段がするので、マミーショップの格安LANケーブルで妥協。
部屋側のコンセントにつけるモジュラージャックは、専用工具がいらないカテゴリー6対応のジャックを買ってきました。有名なところではパナソニック電工のぐっとすシリーズですが、今回は八光電機製作所というところ(半田ごての八光電機とは別の会社。あっちはハッコウ、こっちはハチコウ)のLWU-NT-6というもの。愛三電機で1個500円ちょっと。パナソニック電工の半値以下。
以下、取り付けの様子を簡単に。
まず、UTPケーブルの外の被覆をむきます。ツイステッドペアが4つと、ペアを仕分ける断面が十字型の樹脂部材が出てくる。
十字介材を切り落とし、ツイストペアをほどき、ジャックのサポーター部品の穴にほどいた電線を通します。
どの穴にどの色の電線を通すかは部品にシールが貼ってある。色分けは688Aと688Bとで違いますが、このケーブルは688Bという印字。
通した電線をしっかり引っ張ってから部品のガイド溝に沿って折り曲げ、部品の端にあたるところではみ出した部分を切り落とします。
折り曲げた電線ごと、サポーター部品をジャック本体にぎゅっと押し込みます。このとき、受け側のジャックについている金具がそれぞれの電線に噛みついて、導通するしくみ。
黒い枠を閉めて、押し込んだサポーター部品を固定します。カチッと音がします。
モジュラージャックを壁コンセントの枠に取り付けて、できあがり。